昔ながらの下宿と現代の下宿の違い

学生さんが一人暮らしを始めるにあたり、どのような生活を望んでいるかによって住む場所の選択支が増えています。

ここではこれまで多くの学生さんが選んでいた下宿生活や最近の学生生活を比べて見ていきたいと思います。

下宿といえば昔ながらの大家さんの家を間借りして生活するものと思っている人は多いのではないでしょうか。

夏目漱石の「坊ちゃん」に出てくる下宿のように、プライベートが確保されていないような、肩身が狭い古臭い下宿のイメージはまだ多くの人にあるようです。

しかし最近の下宿はさまざまな種類が増えていて、こうしたイメージとは反対に、明るく、広々として、プライベートがしっかりとした下宿も増えています。

もちろん、昔ながらの下宿も存在はしますが、下宿にも種類が増えたことで、あえて下宿生活を選んでいる学生も増えているのです。

下宿の種類を知るとこれまで下宿生活を敬遠していた人や、向いていないと思っていた人でも、タイプの物件を見つけることができるチャンスがあります。

ここではさまざまな下宿の種類を紹介していきます。

昔ながらの下宿

座布団

昔ながらの下宿とは具体的にいうと、玄関が大家さんの家族と共用で個人スペースとして、1部屋ずつ借りるタイプの下宿のことで、いわゆる下宿屋といわれるものです。

このタイプの下宿ではお風呂や台所、トイレは下宿生だけでなく、大家さんやそのご家族とも共用になります。
下宿生以外にも大家さんの家族も生活しているということで、生活音への配慮や帰宅時間など、そこのご家族の生活ルールやペースの配慮が必要です。

このように聞くと、昔ながらの下宿はデメリットばかりのようですが、メリットももちろんあります。
共同生活なので一人になる時間が少ないぶん、初めての一人暮らしでも寂しくなったり、ホームシックになったりすることが少ないでしょう。

また、下宿によっては大家さんが食事を用意してくれることもあります。
他の人と生活をしていることで困った時にも助け合うことができとても心強いものです。

そして、家賃や生活費はかなりリーズナブルに生活できるため、一人暮らしの下宿先として選ぶ人も少なくありません。

最近の学生寮

明るい部屋

最近の下宿としては学生寮や学生会館などがあります。
こういった施設は下宿のように個人の部屋がありながら、お風呂やトイレは共用となっています。
食事は朝と夕食は用意されていているので食事面が優遇されています。さらに、管理人さんが常駐しているところも多いので防犯面でも安心できるのではないでしょうか。

従来の下宿よりは割高ですが一人暮らしと下宿の良いとこ取りということでとても人気なのは、学生マンションです。

人気の学生マンションとは

学生マンションは、学生寮や学生会館に比べさらに割高ですが、セキュリティー設備や部屋のグレードが高いのが特徴としてあげられます。とはいえ、一般の貸しマンションと比較すると学生価格で借りられるためとても人気です。

学生マンションも学生寮や学生会館と同じように、周辺の住人は学生だけに限定されていますし、食事つきや管理人常駐の物件もあります。

学生マンションは上京してきた学生さんのために、都内の大学周辺に数多く立っているイメージをうけるかもしれませんが、地方の大学にも学生マンションはあります。

参考▷富山県の学生マンションの総合情報サイト 学生マンションドットコム

富山大学周辺の学生マンションも大学に通いやすく、生活するのにとても便利な立地のいい場所にあるので、初めて一人暮らしをする学生さんにもってこいな物件だといえます。

ただし大変人気があるため、毎年早い段階で満室になってしますことが多く、ほとんどの学生が卒業するまでそこの学生マンションを利用するため、年の中途退室はあまり見込めないでしょう。

よって、学生マンションを考える場合は合格発表を待たずに押さえておかないとなかなか入居するのは難しいのではないでしょうか。